上咽頭擦過療法(EAT)

上咽頭擦過療法(EAT)(Bスポット療法)とは

上咽頭を塩化亜鉛等にて刺激する療法は、Bスポット療法と呼ばれ、1960年台から慢性上咽頭炎の治療として行われてきました。
後鼻漏、肩こりや頭痛、倦怠感、微熱、めまい、病巣感染症、IgA腎症 などの多彩な症状に対して効果が認められておりましたが、主に作用機序が明らかではないことから、治療方法としての優先順位は決して高いものではありませんでした。

ところが、近年、脳脊髄液が鼻咽頭リンパ節を介して深頸部リンパ節に流入することが分かり、上咽頭粘膜のうっ血が様々な脳機能低下をもたらす可能性が示唆されたこと、上咽頭粘膜の局所的瀉血が脳代謝物排泄促進作用を正常化させる可能性があること、からBスポット療法の作用機序が徐々に解明されました。

また、Bスポット療法時に、内視鏡を用いることで上咽頭粘膜刺激の位置や程度が医師、患者双方に可視化されるようになり、更に、NBI内視鏡(狭帯域光画像)を用いることで、慢性上咽頭炎の診断・評価がより正確になり、Bスポット療法後の効果判定も可能になりました。

これらのことから、近年Bスポット療法は、内視鏡下上咽頭擦過療法(Endoscopic Epiphanrygeal Abrasive Therapy: E-EAT)と名称を変え、主要な医療機関で行われる治療方法となっております。

内服などの治療にもかかわらず、なかなか良くならない、後鼻漏やのどの違和感、倦怠感などでお困りの方は、お気軽にご相談下さい。